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現役時代の様子

2020年5月 6日 (水)

鯉のぼり乗車券

 片上鉄道では売上向上のため,いろいろ趣向をこらした乗車券を発行していましたが,このことはテレビでも取り上げられたほどでした.
 1983年にはついに鯉のぼりを乗車券にしてしまいました.これが沿線シリーズ「鯉のぼり乗車券」でした.「沿線シリーズ 特産品」と銘打ってあるように和気町には日本一の生産量をほこる鯉のぼり工場があります.さてこの「鯉のぼり乗車券」は,その徳永こいのぼり製で,片上鉄道事業所の資料では,発売日は1983(昭58)4月10日で3000枚の発売でした.区間は片上ー柵原往復1020円でした.手にとってみると全長約75cmの立派なこいのぼりです.吉ヶ原駅だよりでもご紹介したことがありますが,ここでは追加画像とともにカラーでおめにかけます.


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 厚手の紙製の袋に入っています.

 

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 裏面です.
 片上ー柵原往復1020円.イラストや説明書きのほか,乗車券の取り扱い方が記されています.実際に乗車された方はどのくらいいたのでしょうか.

 

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 全長約75cmの緋鯉です.書庫に保管していたためか,退色もなくきれいです.

 

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 券面?を拡大したところ.後から貼り付けたものではありません.

 片上柵原間の運賃510円の時代です.往復1020円にしないと元が取れなかったかもしれませんね.

 

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 反対側には片上鉄道の蒸気機関車片4形5号が描かれていました.

 

 実は現在の展示運転でも鯉のぼり会員証を作ってみようとひそかにたくらんだことがありましたが,徳永こいのぼりさんでは1年くらい前からお願いしないと作ってもらえないそうで,また300円では割が合わないし…ということから実現していません.でもいつの日か突然出現するかもしれませんよ.

2020年3月 3日 (火)

31キロポスト

 残念なことに31日の展示運転は中止になってしまいました.しかし一日会員証は用意しておりました.幻?の会員証に使用した画像はこちらです.31日にちなんで31キロポストの画像を選びました.

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 場所は美作飯岡吉ヶ原間,離れ山から俯瞰したキハ702です.キハ702の前方に県道を跨ぐ飯岡第二架道橋があります.よく見ると,この架道橋を挟んで2つの31キロポストが建っているのがわかります.下はキロポスト部分を拡大したものです.

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 これはダブルチェーン(重鎖)と呼ばれるものです.線路の敷設後に線路の付け替えなどがおこなわれた結果,起点からの距離が変わってしまうことがあります.この際,キロポストを建て替えると以遠のキロポストも全て移動しなければならず,橋梁や踏切道など設備のキロ程も変わってしまい,その管理が難しくなります.このため距離の変わった区間だけ変更して,そこから先の区間は変更しないように扱います.この区間では約43m長くなったため,柵原方にあらたに31キロポストが建てられました.残念ながらこの区間が長くなった理由は不明です.昭和30年代の線路一覧略図でもすでにこのダブルチェーンは記されていました.片上鉄道線では,他に和気本和気間と柵原駅構内にもダブルチェーンが存在していました.逆に区間が短くなった場合はブレイクチェーン(断鎖)と呼ばれ,片上鉄道線では本和気益原間に存在していました(いずれも平成2年線路一覧略図による).

 さてこの地点の現在の画像をお目にかけたかったのですが,撮影地は樹木が高く育っていて立入や撮影が困難なため,同じ画角での画像をお目にかけることができませんでした.現在,この区間は道路になっています.

 今月の会員証はお蔵入りとなってしまいましたが,またいつか使用できればと思います.

2020年2月 1日 (土)

片鉄全通89周年になりました

1931(昭和6)年2月1日、片上鉄道は井ノ口ー柵原間を延長して全線が開通しました。

今日はその記念日で、展示運転の始発駅、吉ヶ原も同じ日の開業です。

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写真は、1988(昭和63)年に撮影された柵原駅の様子です。背景に、柵原鉱山の中央竪坑の威容が見えています。停車しているのは、キハ312ですね。

とんがり屋根の駅舎は同時に開業した片鉄の駅(備前塩田、備前福田、周匝、美作飯岡、吉ヶ原と柵原)の特徴となっています。

 

さて、駅前にバス停が2つあります。民間バス路線の廃止を受けて開設された柵原町と英田町の町営バスのもので、津山駅・林野駅までの路線です。

さすがに「柵原駅」のバス停は片鉄廃線後しばらくして廃止されましたが、終点は次の柵原病院前で現役のバス路線です。津山行きは日曜日も運行していますので、今も吉ヶ原へのアクセスとして使えるかもしれません。

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今は、こんな感じになっていました。

駅舎と中央竪坑は姿を消し、選鉱場も基礎部分だけになっています。

柵原町営バスのバス停が残っていて、ここに柵原駅があったことを伝えています。

 

 

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